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【福岡市】中洲のビルとビルの間にある神社

中洲のビルとビルの間に國廣稲荷神社という神社があります。


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▲ 場所はこちら。


▲ このようにビルに挟まれてひっそりとあります。


▲ ただのビルの隙間に見えますが、れっきとした神社の参道です。


▲ 奥に進むと社殿が見えてきます。


▲ 社殿前の階段が真正面についていないのもビルの隙間のスペースを有効に活用する工夫ですね。


▲ すっきりとした拝殿にお稲荷さんがいました。


▲ 案内看板にはこう書かれていました。

江戸後期、天保年間、筑前黒田藩は、藩の財政立て直しの為、中島浜新地(現中島町付近)に歓楽地帯を設置し、芝居や富くじを催した。同時に那珂川寄りの耕地を、騎馬地とし、又、その周囲に桜・藤等を植え、茶屋をつくった。中洲岡新地、現在の中洲町のはじまりである。

中洲岡新地の繁栄にともない、天保五年(一ハ三四年)それまでは小さな社であった中洲稲荷神社が改装されることとなった。立派な神殿や石灯籠が寄進され、樹木に囲まれた境内には、地元有志や芸妓の名を彫った玉垣もでき、名称も中洲國廣稲荷神社と改められた。以来、時代の幾変遷はあったものの、中洲唯一の守り神、商売繁盛の神様として、諸人の崇拝を集め、今日にいたっている。

今後とも、いつまでも変ることなく中洲が益々繁栄することを祈り、幾久しく、中洲國廣稲荷神社の御加護を祈念する次第である。

なるほど、もともとは小さな社だったのが、中洲の発展とともに改築されて商売繁盛の神様として祀られるようになったのですね。

ちなみに、中洲まつりで「中洲國廣女みこし」というものがありますが、「中洲國廣女みこし」の「國廣」は この國廣稲荷神社のことだそうです。



▲ 女性だけのみこし担ぎはこの「中洲國廣女みこし」が唯一なのだそうです。


▲ あらためて俯瞰(ふかん)で見てみるとすごいところにありますね!

【参考文献】
國廣稲荷神社 山笠ナビ

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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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