昭和初期の黒門川が写っているガラス乾板
投稿日: | カテゴリー:街散歩
昭和初期の黒門川が写っているガラス乾板を入手しました。
▲ 先日、約50枚ほどのガラス乾板を入手しました。
ガラス乾板とは昔の写真フィルムのようなもので古い物品を漁っていると頻繁に目にします。
どうやら福岡モノが入っているようで、なんとなく面白そうだったのでまとめて買ってみました。
▲ 結婚式や旅行、子供の成長記録など人物が写っているものがほとんどでしたが、一枚ちょっと面白いものが入っていました。
▲ それがこちら。
袋には「昭和七年六月写 黒門ノ川側(ベリ)」と記載がありました。
▲ 中にはこんなガラス乾板が。
▲ これはなかなか貴重な写真っぽいですね〜。
▲ ネガポジ反転してみるとこうなりました。
▲ 黒門川は大濠から博多湾につながっている川です。
▲ 昭和63(1988)年に暗渠化されていて現在は黒門川通りになっています。
▲ 暗渠化される前の地図を見るとこんな感じです。
▲ 唐人町商店街の前辺りに黒門橋があり、江戸時代頃には黒門という門が置かれ、福岡城の城内と城外を隔てるポイントになっていました。
▲ そんな黒門川の昭和5(1930)年の様子が写し出された写真です。
川べりには柳が植えられていたんですね。
なかなか風情のある場所だったようです。
▲ 橋でも写っていればピンポイントで場所の特定ができたのですが・・・。
画面中央(電信柱の横あたり)にお寺の門っぽいものが見えるような気もしますし、後ろの方に高い木も見えますので、お寺の多い浄慶寺があるあたりとかでしょうか??
▲ いずれにしても昭和初期の黒門川の様子がわかる、なかなかレアな資料なのかもしれませんね。