落ちてる軍手で神秘体験
冬のある日の神秘体験についてお話させていただきます。
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私のライフワークとして実行していることのひとつに「落とし物の撮影」があります。
例えば↓こういうものです。
▲ その落とし物はそこに存在するためだけに生み出されたかのように置かれています。
▲ 人に使われることなく、ただそこに存在するだけのモノ。
そこに「もののあはれ」を感じるのです。
私はこういうモノたちを撮影し作品にすることで「供養」しています。
▲ アボカド。食品類は特に「そこに存在するだけ感」が高まる傾向があるようです。
▲ こんなもん、完全に前衛芸術じゃないですか。
▲ これなんかも。
▲ なぜここに乗せたのか、なぜこんな海苔の巻き方をしたのか。
そんなことを考えるのはナンセンスです。おにぎりは ただ ここに存在しているだけなのです。
▲ この辺りはみなさんも頻繁に遭遇しているでしょう。
▲ 手袋は おおよそ80%の確率で片方です。
▲ キレイな紅葉を背景に竹筒の上に置かれています。
▲ いや、むしろ「生(い)けられている」というのが正しいでしょうか。
▲ 靴下も同様に80%の確率で片方です。
▲ そして今 私が作品として注目しているのがこちら。
▲ 軍手です。
▲ 特に軍手の中でも車に轢かれてペッチャンコになっているものが作品のレベルとして高い傾向にあります。
▲ よく見ると車のタイヤの跡がついていたり。
そして、先日、私は某所の横断歩道で車に轢かれてペッチャンコになっている軍手を発見しました。
▲ こちらです。
いつものように「供養」しようとしたその瞬間!
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突然 雲の切れ間から光が差し込んで軍手が天に召されて行くところを見たのです!
▼ 貴重なその瞬間を写真に収めることに成功しましたのでご覧下さい!!
▲ もちろん、合成・加工等は一切おこなっていません!
数分すると光は す〜っと なくなりました。
呆然と立ち尽くし、ふと空を見上げると・・・
▲ 完全に軍手の形をした雲がそこにはありました。
このできごとが一体何だったのかはわかりません。
ただ、天に召される瞬間の軍手が「ありがとう」と言っていたように見えたのは事実です。
これまで おこなってきた供養が報われたような気がしました。
私の冬のある日の神秘体験は以上となります。
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