【福岡市】福岡城下の起点となった舞鶴三丁目付近
投稿日: | カテゴリー:街散歩
黒田家が福岡に来てから福岡城を築城しましたが、その城下町の起点となった場所が現在の舞鶴三丁目付近です。
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▲ 舞鶴三丁目はこのあたりです。
▲ 福岡城の正門となる「上ノ橋御門」の真正面に位置する場所です。
▲ 現在は「舞鶴」になっていますが、古地図を確認してみると旧町名は「本町」です。その名前からもここが起点となって城下町が形成されていったことがわかります。(地図は「古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み(宮崎 克則 著 福岡アーカイブ研究会/海鳥社)」より引用)
▲ 上ノ橋御門のド真ん前の読売新聞社や電通がある場所には巨大な大名屋敷が立ち並んでいました。その一本裏手(北側)が本町です。
▲ ただし、現在の昭和通りは昭和になってから作られた道です。
▲ 昭和通りのさらに一本裏(北側)の法務局前の この道が江戸時代からある道です。
▲ 本町という旧町名は昭和30年代に無くなってしまったので今ではほとんどの人がここが福岡城下で一番最初に作られた町だということを知らないのではないかと思います。というか僕も最近知りました。
▲ 何も痕跡は残っていませんが、ビルの名前などにその面影を残すのみとなっています。
▲ 「福岡歴史探訪 中央区編」に明治時代に本町にあった商家の絵図が載っていました。
▲ 何も考えずに通っていた道ですが、上記のような感じの商店がこの場所に連なっていたのかと思うと不思議な感じがします。
【こぼればなし】
絵葉書を集めているのですが、大量に一括でまとめて買った時に紛れ込んでいたこの一枚。特に気にもかけていなかったのですが、実はそこそこ貴重でこれ一枚で三千円〜五千円ほどで取引されているもののようです。う〜ん、絵葉書の世界は奥深いです。