【名島】不思議なほど立派な名島橋
国道3号線の多々良川にかかる名島橋。この橋、不思議なほどに立派な橋だと思いませんか?
▲ 1933年(昭和8年)にもともと木製だった橋がこのような立派な鉄筋コンクリート製の7連アーチ橋を持つ橋に作り替えられました。
木製の橋時代には渡し賃を徴収していたそうで、一回渡るのに一銭かかったとか。
▲ クリスマスシーズンになるとなぜかサンタクロースのコスプレをさせられています・・・。
▲ それにしても1933年(昭和8年)に作られたとは思えないほど立派な橋です。
▲ 幅は24mもあり、現在の国道3号線の片側3車線にラクラク対応しています。
▲ なぜこのように巨大な橋を作る必要があったのかは謎らしいですが、いくつか噂されている事があるそうです。
▲ 名島橋に掲示されていた案内板によると、
・飛行場の代用施設 説
・路面電車が通される予定だった 説
があるそうです。
確かに飛行場が破壊されてしまったら代用の施設が必要なので準備していたとしても不思議ではないですね。
路面電車が通される予定だったというのも可能性ありそうです。
さらに「名島橋歴史ロマン」というサイトの「名島橋の謎」のページには、
・軍用道路 説
・地震対策 説
が書かれていました。
軍用道路説は白くて巨大な橋は目立ちすぎるから信ぴょう性は低いとのことです。
地震対策説は関東大震災の時に幅の狭い橋に人が殺到して混乱したという事があったのでそれを教訓に幅の広い橋にしたのではないかという説です。
▲ 結論はわかりませんが、どちらにしても幅は狭いより広いほうがいいだろうという発想で作られたのかもしれませんね。
ちなみに戦時中は空襲から橋を守るために真っ黒にカラーリングされていたという逸話もあるのだそうです。
【参考文献】
・名島橋歴史ロマン