【西公園】大量の鳥居と末社がある中司孫太郎稲荷神社
西公園内に大量の鳥居と末社が置かれている中司孫太郎稲荷神社があります。
▲ 「中司孫太郎」は「なかつかさそんたろう」と読むらしいです。
▲ 人名のような名前がついた神社なので由来ははっきりしていそうな気がしましたが、実のところ よく分からないのだそう。
案内板にはこうありました。
多くの崇敬者尊信者によって今日見事な社殿や境内の整備がなりました
古老の語るところではその開創は古く鎌倉時代に遡りこの荒津山の歴史は遠く既に万葉集の中に数多く歌によまれ筑紫の要衝であり防人の船出した望楼があってまた現在でも風光景勝の地でもあります
中司孫太郎稲荷大明神の御神徳の宏大さは五穀豊穣海運の神としては勿論水産航海農工商の隆昌安産又家内安全交通安全学業上達守り神として多くの人々の識るところであります
西公園の中司稲荷大神(祖神)が極めて位階の高いお方で平素に人をいつくしまれた学徳の優れられた神格を備え給われた神人と申せましょう
どうか霊験の御神徳を頂いて健康で苦を抜いて楽しみとなし悲しみを転じて楽となすことが必成就するといふ意であり大精神であり真誓願であります
▲ 中司孫太郎神社の特徴としては大量の鳥居と末社です。
正確に数えてはいませんが、細かいものまで含めると祠は30社ぐらい、鳥居は50本ぐらいあるのではないかと思います。
西公園 記念碑マップのページによると、
由緒はこの附近に多数の稲荷が点散していたのを一カ所に集めて祀ったのが始まりである。
とのことで、いわゆる神社合祀によって現在のような状態になっているのではないかと思われます。
これはこれで賑やかになって神様たちも喜んでいることでしょう。
▲ それと、「玉の海」と「栃光」の力石も奉納されていました。
【参考文献】
・中司孫太郎稲荷神社(なかつかさそんたろういなりじんじゃ) 福岡神社参拝帳
・西公園 記念碑マップ
海鳥社
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