天神交通戦略2013 ニコニコ天神ツアー
2013年11月3日、We love天神協議会と福岡市が協働で開催した「天神交通戦略2013 ニコニコ天神ツアー」で企画・運営をしてきました。
簡単に言うと、天神の交通の状況に関してもう一度考えてみようというイベントです。
それで、天神の交通状況を見て回るツアーをやったわけですが、普通にやるだけではおもしろくない、ということで色んな体験をしつつ回ってきました。
▲ 例えば、道に段差があったり、道幅が狭かったりするとベビーカーが使いにくいとか、
▲ 男性にハイヒールを履いてもらって、道の舗装が甘かったら歩きにくいですよね、というものを実際に体験してもらいながら見て回るツアーです。
▲ ハイヒールを履いた男性がぞろぞろと天神を闊歩(かっぽ)しました。
▲ あとは普段入ることのできない屋上に入れてもらって、上から天神を見ることで車の流れがどうなっているか、どのへんが渋滞しているかなどを確認しました。
上の写真、どこにいるか分かりますか??
▲ ミーナ天神向かいの紙与渡辺ビルのここです。
▲ 渡辺通りと昭和通りがクロスする場所にありますので車の流れがよくわかります。
▲ 天神ビルのテナントにも入れてもらいました。
▲ 天神ビルからは渡辺通りがまっすぐ見渡せます。
▲ 最後は気づいたことや改善方法を話し合いました。
個人的には↓こんなことを考えました。
交通に関しては色々な問題点がありますが、今すぐに改善できないデリケートな側面もたくさんあります。
道筋を変えたり道幅を変えたりすると渋滞が改善できたりするところもあるのですが、まずその費用対効果の計算が難しいです。
それによって100億円の経済効果がある、などがはっきりと分かれば取り組みやすいのでしょうが、その辺は非常にぼんやりとしています。
また、歴史的背景があったりして変えられないもの、変えにくいものもあります。
じゃあ、今すぐにできることはなんだろうと考えると、陳腐な言葉ですが、やはりひとりひとりの心がけしかないです。
渋滞を緩和するにはなるべく公共交通機関を使うとか、自転車はちゃんと駐輪場に停めるとか。
インフラを改善するのには時間がかかりますので、それまでの間に できることからやっていけば、もしかしたら そのままでも意外と大丈夫だったりするかもしれません。
ちょっと前までは駅のホームの喫煙場所以外でたばこを吸っている人は普通にいましたが、今ではかなり少なくなったと思います。
博多駅の博多口から筑紫口に向かう構内を自転車で走っているおじさんがたくさんいましたが、今ではかなり少なくなったと思います。
喫煙場所以外でタバコを吸わない、駅構内を自転車で走らない、というルールは以前から存在していたと思います。
では何が変わったかというと、みんながやらなくなったからではないでしょうか。
みんながやってないから自分もやらない、そんな感じで、いい空気を作り出していけば、今起きている問題はだいぶ改善するような気がしています。