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日田にあるレトロな薬の資料館「日本丸館」

日田にあるレトロな薬の資料館「日本丸館」に行ってみました。P1050300
▲ 江戸時代から営業を続ける日田の岩尾薬舗。

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▲ 岩尾薬舗の横にはレトロな薬の資料館「日本丸館」があります。

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▲ 日本丸とは岩尾薬舗が販売していた薬のこと。

主用効能は、熱病・風邪・腹痛・下痢症・霍乱・赤痢・コレラ・疱瘡・麻疹・吐くだし・中厚・悪心・胃病・肺炎・肋膜炎・呼吸器病・腎臓炎・心臓炎・心臓弁膜異常・胃痙攣・黄疸・神経痛など(岩尾薬舗「日本丸とは」より引用

つまり、何にでも効く万能薬のような感じで明治後期から昭和初期にかけて大ヒットした商品です。

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▲ こちらが日本丸の実物。

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▲ 直径5ミリほどの小さな粒です。

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▲ 原料は

牛黄(ごおう)・麝香(じゃこう)・羚羊角(れいようかく)・蟾酥(せんそ)・熊胆(くまのい)・真珠(しんじゅ)の動物漢方と人蔘などの薬草を使用(岩尾薬舗「日本丸とは」より引用

戦時中には戦地に持っていく用の薬としても重宝されたのだとか。

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▲ ところが、昭和40年代に原料不足で製造中止に。

この日本丸館には、そんな幻の薬である日本丸関連のもの中心に、レトロな薬の資料や道具がところせましと展示されています。

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▲ 昔の薬のパッケージは独特のデザインでとても面白いです。

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▲ 以前薬のパッケージを集めてみたりしましたが、また欲しくなってくるなぁ〜。→ 昔の薬袋のデザインが独特でおもしろい

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▲ 薬のパンフレットなど。

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▲ これは?!どんな薬なんでしょうか?!!

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▲ こういうの、熊本のモラトリアムにたくさん売ってたな〜。興味のある人は一度見に行ってみては?! → 画と雑貨と珍品の店 モラトリアム

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▲ 薬のパッケージがどうやって作られていたかが分かるコーナーも。

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▲ こういう版木を使っていたんですね。これは貴重だ!

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▲ この版木を使って紙に一枚一枚刷っていたんですね。

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▲ パソコンどころか印刷機さえ無い時代にこれだけ細かいデザインが作れたことに感動・・・。

昔はこういう版木を作る職人さんもいたんですって。

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▲ こういう薬棚とかも素晴らしいですね。

重厚感あってこれだけで悪いところが治っちゃいそうです。

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▲ 目洗器。なんだか今でも売れそうな感じ。

コンタクトしている人も多いですからね。

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▲ 3階建ての館内にレトロな薬のいろいろがみっちり詰められていて、かなり充実感あります。

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▲ 薬関係が好きな人だけでなく、レトロ好きには大満足な資料館です。

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▲ もちろん、岩尾薬舗のお店の方では薬も買うことができます。

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▲ 番台にいたこの福助が最高にいい表情!!

拝みたくなりますね。

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▲ こういうレトロなパッケージの薬も売られていますのでお土産にぴったりですよ。

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▲ 日本丸館 住所:大分県日田市豆田町4-15

・開館時間:午前10時~午後4時
・開館期間:春の一般公開 2月15日~5月、秋の一般公開 9月~11月

日本丸館ホームページ
http://www.iwaoyakuho.com/

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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