【小笹】「小笹南口」のバス停が「小笹」より北にある理由
「小笹南口」のバス停が「小笹」より北にある理由とは??
▲ 世の中いろんなマニアがいるもので、先日生粋の西鉄バスマニアの沖浜さんという方から面白いことを教えてもらいました。
福岡市中央区小笹の商店街。
▲ ここに「小笹」バス停があります。
▲ そして「小笹」から北に進んだ次のバス停は「小笹南口」。
そうなんです。
なぜか小笹より北にあるのに南になっているんです。
いったいなぜ??!
▲ そこで、ちょっと昔の昭和54(1979)年のバス路線図を確認してみると・・・(資料:沖浜さん提供)
今の「小笹」バス停が「小笹駅前」となっています。
「小笹南口」は現在と同じ。
この時にはまだ筑肥線の小笹駅が存在していた時代なので「小笹駅前」だったんですね。
▲ それが筑肥線が一部廃線になって駅がなくなったので「小笹駅前」じゃあマズいだろうということで「駅前」を取って「小笹」にしちゃったものだから、現在のように小笹より北にあるのに南というおかしな状態になってしまったのだそうです。
▲ で、この「南口」っていうのが何の南口なのかというと小笹団地のことを指しているのだとか。
一昔前は小笹=小笹団地という認識だったので「小笹南口」というとみんな当然小笹団地の南なんだなと理解できたようです。
それが今では小笹=小笹の商店街という認識がメジャーになったので小笹より北にあるのに「小笹南口」というちょっと違和感のある状況になっているのだそうです。
▲ う〜ん、このあたりはしょっちゅう通っていた道なのに気にしたことなかったなぁ。
言われてみれば不思議!
ちなみに沖浜さんの運営している「ほぼ西鉄バスの旅」にはそんな感じのバスのトリビアがたくさん載っていますので読んでみるとハマりますよ。
あと、↓こんな本の執筆にも協力されています。
売り上げランキング: 127,007
売り上げランキング: 61,634
僻地のバス停をひたすら紹介した本ですが、これまた面白い。
こんな場所にバス停があるの?!いったいどんな人が使ってるの?!というネタが満載。
撮影の時には山の中で3時間とか「バス待ち」したりするのだそう。
で、3時間待ってようやくバスが来た!!と思って撮影しようとしたらおじいさんが目の前にカットインしてきて膝から崩れ落ちるなんてこともあるらしい笑
そうやって作られた本なんだなと思って読んでみるとさらに味わい深いですよ。