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江戸から続く佐賀の中心地 佐賀城の見どころ

江戸から続く佐賀の中心地である佐賀城の見どころをめぐってみました。DSC05796
▲ 佐賀駅から徒歩30分ほどの場所に位置する佐賀城。

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▲ 付近には県庁もあり、佐賀の中心地として古くから栄えてきた場所です。

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▲ 佐賀城の本丸への入口となるのが、この立派な「鯱(しゃち)の門」です。

佐賀城でそのままの状態で残っている建造物の一つです。

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▲ その名の通り、屋根の部分には立派な鯱が乗っています。

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▲ 佐賀城は明治7(1874)年に起きた佐賀の乱の時にほとんどの建物が焼失してしまっています。

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▲ その戦乱にも耐えた鯱の門には今でも銃弾の跡が残されています。

よく見ると銃弾の跡は広い範囲のいたるところに残っていて戦闘の激しさを今に伝える痕跡となっています。

そんな鯱の門ですが、いっぽうでカップルに人気のデートスポットにもなっています。

実はこの鯱の門には3つのハートが隠されているらしいのです。

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▲ ひとつは鯱の門の銅板の部分。小さいハートがありますね!

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▲ そして石垣にあるハート型の石。探すのが大変ですが頑張って探してみてください。

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▲ もう一つが石垣横のハート型の植木です。

これらに触れると恋愛がうまくいくという噂があり、カップルがよく訪れているのだとか。

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▲ 鯱の門を抜けて中に入るとこんな立派な建物が見えてきます。

佐賀城の本丸御殿を復元した佐賀城本丸歴史館です。

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▲ ものすごく立派な本丸御殿だったんだな〜!と思っていたら、実はこれほんの一部が復元されたのみ。本来はこれの数倍もの大きさだったのだそうです。

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▲ 館内は江戸時代の様子が忠実に復元されていてテンション上がります。

本丸完成披露の時は1000人の藩士たちがこの広間の奥までズラッと並んだのだそう。

これほど広い場所に武士たちが並ぶ姿はすごかったんだろうな〜。

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▲ 廊下は45メートルもあるのだとか!ひ・・・広い!移動が大変だ!

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▲ 佐賀城の本丸は明治維新後は裁判所や学校としても使われてきたそうです。

本丸で勉強できるなんて贅沢です。

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▲ 廊下からは外を見ることもできます。

そびえ立つ巨大な石垣は天守台。つまり、かつて天守閣があった場所です。

五層からなる天守閣だったそうですが、享保11(1726)年の火災によって焼失し、その後、再建されることはなかったそうです。

あくまでも飾り的な要素の強い天守閣ですから、持つ意味もあまりなかったということなのでしょうね。

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▲ 展示スペースもかなり充実しています。しかも無料!これはかなりお得感あります。

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▲ お城の構造や佐賀藩の歴史、そして幕末佐賀藩のすごさがわかりやすく解説されています。

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▲ 奥に進んでいくと殿様のリビングルームにあたる御座間があります。

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▲ 御座間は一時期別の場所に移転して公民館として使用されていたのだそうです。

それが再度ここに持って来られ、かつての御座間が再現されています。

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▲ そのため、よく見ると古い木材と新しい木材が入り混じっていることがわかります。

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▲ 復元はされていませんがこの横にも建物があったそうで、そこでは上級藩士が政務を行う場所があったのだそうです。

通常は政務を行う場所はこれほど藩主の暮らす場所の近くにはないそうですが、幕末期の佐賀藩では藩主自らが藩政に率先して取り組んでいたため御座間の近い場所に作られていたのだとか。

それって社長が真横で常にみているような状態ですよね・・・。緊張感あっただろうな・・・。

そのおかげでいろいろなことを即決できたため幕末期の佐賀藩の活躍に繋がっていったとも考えられます。

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▲ 建物の梁(はり)の部分にある手すりのようなもの。何かわかりますか??

これは橋の欄干を表現していて、欄干の下の廊下部分は川を表しているのだそうです。

火災になってもこの廊下、つまり川が火をストップしてくれるというおまじないなのだそうです。

へぇ〜!いろいろ面白いしかけがあるんですね〜!

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▲ 本丸歴史館、無料とは思えない充実ぶり!

ひととおり楽しんだ後はお城の外に残る藩政時代のいろんな遺跡や痕跡を見に行ってみましょう。

続きはまた次回に!

三重津海軍所跡特設サイト
http://mietsu-sekaiisan.jp/

提供:佐賀県

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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