【西油山】新幹線と古墳がある西油山の さつき幼稚園
新幹線と古墳がある西油山の さつき幼稚園に行ってきました。いろいろすごいです。
[map addr=”福岡県福岡市早良区西油山154”]
▲ 場所はこちら。
▲ 西油山の住宅街を抜け、山方面に進んでいくと立派な石垣の上にさつき幼稚園があります。
▲ まずすごいのが幼稚園内にあるこちらの新幹線。0系新幹線先頭車両「22-75」の実物だそうです。(※Wikipediaには「22-77」、幼稚園のホームページには「22-75」とあるがどちらが正解?)
民間に払い下げられた新幹線の車両としてはこのさつき幼稚園のものが初だそうです。
元々は1969年(昭和44年)に万博開催にあわせて作られた「こだま」号で、その後は博多〜小倉間を走りました。
1990年(平成2年)6月にさつき幼稚園が購入、輸送費は2千万円かかったそうです。スケールがデカイ!
内部は子供の図書館と遊び場になっているそうです。
▲ それともう一つすごいのが、幼稚園の敷地内のこの古墳。
福岡には団地の中に古墳があったりしますが、幼稚園の中にあるのはここだけでは?
▲ 古墳の上には石が積まれていて、亀の甲羅のようなもので蓋がされています。
▲ 隙間から中を覗くと高さ2メートル、幅2.5メートルほどの石室になっています。
「野芥の塚穴|旧聞since2009」によると、
西油山古墳群という6世紀後半以降に築造された群集墳で、9群41基もの古墳が狭い範囲に密集している
とのこと。
福岡の儒学者である貝原益軒は古代人の住居だという説も唱えているそうです。
▲ これらの群集墳は「野芥の塚穴」とよばれるもので、周辺には同様のものが複数みられるそうです。
さつき幼稚園の園長先生に話を伺うと、地元の人からは「鬼塚」とよばれているのだとか。
なんでも、かつてはこの辺りには修行僧が集まっていたらしく、そのための施設が建てられていたと伝えられているそうです。
髪も髭も伸び放題で滝行を行ったりしていたので、その姿がまるで鬼のようであり、ここにある塚を鬼塚と呼ぶようになったのだそうです。
▲ もしかしたらこの古墳跡の石室を修行に使ったりしていたのかもしれませんね。
▲ また、この道は昔 桜並木だったそうですが、ほぼ全て枯れてしまったのだとか。
でもこの古墳の上にある桜だけは枯れることなく今でも立派に生き続けているそうです。
なんだか不思議な話ですね。
福岡自然学園さつき幼稚園
http://www.satsuki.ed.jp/
さつき幼稚園facebookページ
https://www.facebook.com/satsukiyouchien
【参考サイト】
・野芥の塚穴|旧聞since2009