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圧巻!巨大すぎる炭鉱の廃墟「志免鉱業所竪坑櫓」へのアクセス方法・見どころ・注意事項

圧巻!巨大すぎる廃墟「志免鉱業所竪坑櫓」へのアクセス方法、見どころ、注意事項などを解説します。建築好き、廃墟好き、珍スポット好きの人は一度は訪れておきたい場所です。

志免鉱業所竪坑櫓のアクセス方法

志免鉱業所竪坑櫓の住所は「福岡県糟屋郡志免町志免(大字)495−3」です。

公共交通機関でのアクセスはバスを使うことになります。

・天神からであれば「天神中央郵便局前」から32番の西鉄バスに乗車(宇美方面)

・博多駅からであれば「博多バスターミナル」から32番、もしくはの37番の西鉄バスに乗車(宇美方面)

32番も37番も「下志免」というバス停で降りて下さい。天神・博多周辺からであれば料金は300円〜400円(片道)です。

そこから歩いて10分程で到着しますが、竪坑櫓はどこからでもめちゃめちゃ目立っていますので迷うことはないと思います。

車で行く場合は竪坑櫓のすぐ横に無料の駐車場がありますのでそちらに駐めれます。シーメイトという福祉施設の横です。

志免鉱業所竪坑櫓の詳細・歴史


▲ Wikipediaの「志免鉱業所竪坑櫓」によると、

旧日本海軍や日本国有鉄道によって運営された「国営炭鉱」志免鉱業所の採炭夫を昇降させ、石炭を搬出するための施設である。

とあります。要は炭鉱用の巨大なエレベーターというイメージでしょうか。

1964年(昭和39年)に志免炭鉱が閉山となり、使われなくなったようです。


▲ 中に入ることはできないものの、炭鉱の入口(坑道の入り口)もそのまま残されています。


▲ 竪坑櫓の周辺には解説の案内看板もありますので竪坑櫓や志免炭鉱についての知識をじっくり深めましょう。

昔は竪坑櫓の中にこんなものがあったんですね!この滑車でエレベーターを昇り降りさせていたのでしょうか?

周辺にも炭鉱の痕跡が!


▲ 櫓の背後に見えている山は「ボタ山」です。

ボタ山とは炭鉱から掘り出された土や使い物にならない質の悪い石炭を積み上げてできた山です。


▲ 遠くから見るとこんなに巨大です。


▲ 露出した山肌を見ると、確かに普通の山とは違った質感であることがわかります。


▲ 櫓の周囲の土を注意深く見ると、こんな感じで今でも石炭のかけらが ところどころに落ちています。


▲ 今では竪坑櫓と坑道の入り口を残すのみで炭鉱は跡形もなく消えてしまっていますが、こういうものを見るとこの場所にかつて炭鉱があったということが実感できますね。

竪坑櫓のみどころ

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▲ よく廃墟の写真集などで取り上げられているのはこのアングル。

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▲ 竪坑櫓横にサッカーなどをするグラウンドがあり、そのグラウンドあたりから見た角度です。

この角度が一番きれいなフォルムだと思います。

思う存分写真におさめましょう!

ちなみに竪坑櫓の上にピョコンと飛び出ている針金のようなものは避雷針だそうです。


▲ 後ろからのフォルム。


▲ 色んな角度からじっくり観察しましょう。


▲ 竪坑櫓のすぐ横の公園では小学生たちが遊具で普通に遊んでいて、とんでもないビジュアルの竪坑櫓の周りで子供が走り回っている風景はなかなかシュールです。

注意事項


土日祝日はサッカーの試合が行われていることが多いです。

車が駐めれなかったことはありませんが、場合によっては満車かもしれません。

その場合、近くにコインパーキングなどはありませんので少し離れた場所に駐車する必要があるかもしれません。

また、駐車場は夜は施錠されますのでご注意下さい。

※ライトアップされるのは年に数日のみですので、基本的に夜は真っ暗で何も見えません。

まとめ


▲ ちょっと前までは竪坑櫓のすぐ近くまで行って見ることができましたが、ここ最近、コンクリート片が落下してくることがあるらしいので周囲にフェンスができて近づけなくなりました。

将来的にもっと近づけなくなる可能性もありますので、見に行くなら今のうちかもしれません。

とにかくインパクトがすごいです!


▲ ちなみに、志免鉱業所竪坑櫓から少し離れたところに炭鉱町として栄えた大正町商店街もあります。時間と体力に余裕がある場合はこちらも行ってみるといいかもしれません。→志免炭鉱の炭鉱町として栄えた大正町商店街

Q & A

周辺に立ち寄り観光スポットはある?
志免鉱業所竪坑櫓の周辺は郊外の住宅街です。特に観光スポット的なものはありませんが、あえて挙げるとしたら「志免鉄道記念公園」という廃線になった駅のホームを利用した公園があります。周辺の飲食店はチェーン店が多いです。
何時ぐらいまで見れる?
夜は真っ暗になります。なので夏は夕方6時ぐらい、冬は夕方5時ぐらいまでが限界かもしれません。
中には入れる?登れる?
中に入ることは禁止されています。周囲は20〜30メートル離れた場所を柵で覆われていてその中には入れません。
資料館みたいなものはある?
志免鉱業所竪坑櫓に併設した資料館や展示室はありませんが、1キロほど離れたところに「志免町歴史資料室」があります。ここには志免炭鉱関係の展示がいろいろあります。
Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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