馬出の妙徳寺にある空と風と光の地蔵
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馬出の妙徳寺には「空と風と光の地蔵」というものがあります。
▲ 馬出の妙徳寺。
▲ 山門を入ると本堂があります。
▲ 本堂の脇には様々な地蔵が安置されています。
▲ その中にある風・光・空と書かれた3体の地蔵。
これは福岡で起きたある事故で犠牲となった3人を祀るものです。
▲ 平成18(2006)年8月25日、アイランドシティと奈多をつなぐ海の中道大橋で、飲酒運転をしていた車に前方の車が追突されて橋から落下し、車に乗っていた三人の子供が亡くなりました。
加害者が福岡市職員であったこと、救助を行うことなく逃走したこと、逃走後に水を大量に飲んで証拠隠滅をはかったりしたことなどもあり、大々的に報道された事故です。
また、これを機に飲酒運転撲滅運動が盛んになりましたが、未だ福岡の飲酒運転は全国的に見ても多いのが現状です。
▲ そんな状況を改善して欲しいとの願いから、妙徳寺の住職が犠牲となった3人の子供を祀る地蔵を建立されたのだそうです。
犠牲となった家族の檀家寺が妙徳寺だったことがきっかけだったそうで、住職の呼びかけで集まった400名からの寄付によって建てられたとのことです。
▲ 「空」「風」「光」は3人の戒名に使われている文字で、空や風や光のようにいつでもそばにいて見守り続けてほしいとの願いが込められているのだそうです。
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妙徳寺 住所:福岡県福岡市東区馬出5-36-5
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