メニューを表示

【渡辺通】サンセルコ内にあるお地蔵様

渡辺通にあるサンセルコにはひっそりとお地蔵様が祀られています。


大きな地図で見る


▲ サンセルコの入口部分に、


▲ こういう案内板が建っています。

「愛報地蔵尊」というらしいです。


▲ サンセルコの階段には名前がつけられているようで、この一丁目坂を登って行くとお地蔵様があります。


▲ 地味に長い坂でけっこうこたえます・・・。


▲ お地蔵様の前には鳥居も建てられていて、きちんと管理されている感じです。


▲ 案内板にはこう書かれていました。

この渡辺通一丁目地区は、第二次大戦後、外地からの引揚者、又は戦災者によって一丁目商店街、花園商店街が造られておりました。この地蔵尊はいつの頃、誰が建立したかはさだかではありません。第二次大戦以前は六月田町(現在高砂町)に鎮座してありましたが、戦後まもなく、どなたかの手を借りて、この一丁目地区に移って来られました。子供の好きな慈悲深い、お地蔵様でありまた商売繁盛の守護として、近隣はおろか遠くからも、お参りが絶えません。この地区に戦後、今日まで火災などの大きな事故が一度も起こっていないことも誰言うことなくお地蔵様の御加護と言い伝えられております昭和五十四年三月、サンセルコショッピングセンターの完成によりここに奉られております。


▲ このお地蔵様について調べてみると、下記のページをみつけました。

サンセルコ 地蔵祭り お地蔵さんのルーツ | 福岡市 中央区 一丁目薬局

↑こちらのページによると、

一丁目商店街の事務所の前にあったお地蔵さんだそうです。(中略)実はこのお地蔵さんはもともとは「渡辺通」ではなく「清川」にあったそうなんです

なんでも昔の清川は夜遊びの街でした。

そこにあった遊郭が昭和20何年に火災があって沢山の遊女がなくなったとか

その時に地元では有名な「松井さん」という方が発起人になって亡くなった方々の供養の為にお地蔵さんを作ったそうです。

とのことでした。

なるほど、もともとは火災で犠牲になった遊女を弔うためのお地蔵様だったのですね。

それが移動を重ねるうちに商売繁盛の守護という風に変化していったということのようです。

【参考文献】
サンセルコ 地蔵祭り お地蔵さんのルーツ | 福岡市 中央区 一丁目薬局

明日がちょっと幸せになる お地蔵さまのことば
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014-11-20)
売り上げランキング: 31,954
Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
Twitter facebook
福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
ページトップへ戻る