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【西公園】帰ってくることを祈願する立帰天満宮

福岡市中央区の西公園に立帰天満宮という神社があります。


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▲ 案内板にはこう書かれていました。

菅原道真を祭る神社です。社伝によれば、ご神体は元来、武蔵寺(筑紫野市)の境内に祭られていましたが、元禄年間(1688年-1703年)に荒津山の麓の源光院へ移されました。明治20年(1887年)福岡師範学校の建設に伴い、現在地へと移転しました。港近くに鎮座する当社は、その名称から旧藩時代には藩船の船乗りに信仰され、近代に入ってからも特に遠洋航海にでる漁業関係者の崇敬を集めました。戦時中には出征兵士の無事な帰還を願う人々が多く参詣したと伝わります。

もともとは筑紫野市の武蔵寺にあったものが移設されたものらしいです。

なんでも、菅原道真が自らの像を掘ったものが元禄5年(1692年)に武蔵寺の境内から出土したらしく、それを祀っていたとのことです。

どういう理由なのかは不明ですが、元禄(1688年~1703年)の末頃に筑紫野の武蔵寺の本寺である源光院、つまり現在の場所あたりに移されたということらしいです。


▲ 寛永14年(1637年)の島原の乱で出陣の際に福岡藩の藩士がここに参拝し、無事に帰ってきたことから「帰ってくる」ということにご利益があるとして信仰が深まり、港に近かったこともあって長崎港警備の福岡藩士や漁師の安全祈願なども行われることになったようです。


▲ この神社があった源光院は3代将軍家光を祀った施設でしたが、明治維新の時に徳川ゆかりのものは一掃されたために廃止となっていますが、立帰天満宮は徳川とは関係がないのでそのまま残ったということのようです。

ちなみに社務所ではカエルのお守り(人形)も売られているそうです。→かえる尽くし 立ち帰る

【参考文献】
立帰天満宮 神社人
かえる尽くし 立ち帰る
[0079] 立帰天満宮(たちかえりてんまんぐう) | 福岡県神社巡り 福岡神社参拝帳

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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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