【佐賀】東京駅と武雄温泉楼門の意外な関係
投稿日: | カテゴリー:レトロ建築
↓ 2012年の10月に東京駅が100年前の姿に復元されました。
東京駅は1914年(大正3年)に辰野金吾の設計で作られましたが、1945年に戦災で消失してしまいました。
2012年の復元では戦災前のオリジナルの東京駅の姿に戻ったのですが、ここにきて東京駅と武雄温泉楼門につながりがあるのではないかという説が浮上しているそうです。
復元された東京駅のドーム型の屋根には8方向に干支のレリーフが設置されていて、丑(北東)、寅(北東)、辰(南東)、巳(南東)、未(南西)、申(南西)、戌(北西)、亥(北西)の8つが確認できます。
しかし、方角のメインとなる卯(東)、酉(西)、午(南)、子(北)がなぜか抜けていて謎とされていました。
辰野金吾は東京駅を設計した翌年に武雄温泉の楼門も手がけていますが、この楼門にその謎が隠されているかもしれないのだそうです。
というのも、この楼門の2階天井部分に卯(東)、酉(西)、午(南)、子(北)の干支が描かれているそうで、東京駅の屋根に設置されなかった(デザインの都合上できなかった?)干支を補完するように配置されているのだそうです。
辰野金吾は佐賀出身で、東京と自分の故郷の佐賀を干支を使って結びつけたかったのではないかとも考えられているそうです。
これが本当であればとても粋でセンスを感じますね。
【参考文献】
・辰野金吾のレリーフ、十二支そろう 東京駅と佐賀に
【写真提供】
まちふぉと