【佐賀の絵葉書】100年の歴史を持つ武雄温泉新館
武雄温泉街の中心部に100年の歴史を持つ武雄温泉新館があります。
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▲ 場所はこちらです。
▲ 武雄温泉新館はこちらの楼門と同じく辰野金吾が設計した建物です。
▲ できたばかりの頃と思われる写真。武雄温泉本館は1914年落成ですので、ことし2014年はちょうど100年目にあたります。
▲ 辰野金吾は洋風建築を得意としていましたので、和風のデザインは非常に稀です。もともとは洋風の建物をデザインしていたそうですが、直前になって和風デザインに作り替えられたのだそうです。
江戸時代はこの場所に鍋島氏の本陣があったらしく、様々な著名人が訪れているようです。
Wikipediaの武雄温泉によると、
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に、負傷兵士の湯治場として利用したといわれる。
ということです。
▲ 豊臣秀吉は温泉を使用する客(武士)に向けて掟を定めています。
一、湯治の客は土地の者に対して難題を申し付けてはならない
一、客は一人につき五文の宿銭を支払うこと
一、薪柴の用意は必要であるが屋敷廻り その他 指定地内の樹木を伐採してはならない
▲ また、宮本武蔵も武雄温泉を訪れたと言われていて、本陣があった武雄温泉本館の場所の向かいにあった脇本陣(現在は東洋館という旅館がある)に滞在したそうです。現在でも武蔵が使った井戸が残っているそうです。
▲ 武雄温泉新館の建物の中は無料で見学できるようになっています。この温泉は現在は使われていないようですが、現役時代の写真をみつけました。
▲ とても明るくて爽やかな感じですね。
▲ 味のあるレトロな階段を登って行くと、客間があります。
▲ 広々とした造りでとても気持ちが良いです。
▲ なんとも落ち着いた雰囲気でいいですね。ここ武雄温泉には芸能人もお忍びで訪れるらしいですが、それもうなずけます。