田主丸のカッパ
カッパがたくさんいる田主丸に行ってみました。
▲ 久留米市の田主丸町。
日田街道沿いに醸造などで慶長の頃から栄えた町です。
▲ また、九州でも屈指の商家であった久留米藩の御用商人「手津屋」が拠点を置いた場所であります。
ちなみに初めて巨峰の栽培に成功した巨峰発祥の地でもあるんだそうですよ。
▲ 田主丸はいかにも旧街道沿いといった町並みで、町のいたるところに素晴らしい建築物がそのままの形で残されています。
▲ この建物は銀行か保険会社だったのでしょうか。
ルネッサンス様式の見事な建築物です。
▲ こちらは旧田主丸郵便局。
現在はアパレル(雑貨屋?)のお店になっています。
▲ こちらは酒屋跡でしょうか?
▲ 和洋折衷の面白い建物です。和服にネクタイみたいな。
▲ そして田主丸と言えば印象的なのがJR久大本線の田主丸駅。
見ての通りカッパです。
バブル期のふるさと創生資金で作られたもので、デザインは高校生のよるもの。
▲ 中はカッパ資料館になっていて、いろいろなカッパ関連の人形や資料が展示されています。
▲ 一度見ると忘れられないインパクト。
こんなスゴイ駅が作られるぐらいだから、当然、田主丸にはカッパ伝説が残っています。
▲ 田主丸に住んでいたカッパはもともと熊本にいたのだとか。
しかし、カッパに手を焼いた加藤清正は熊本の地からカッパたちを追い出してしまいます。
熊本を追われたカッパは久留米にたどり着き、有馬の殿様から人を襲ったりいたずらをしないことを約束に久留米の地に住むことを許されたのだそうです。
そんなわけで久留米周辺には数多くのカッパが住み着き、各地にカッパの言い伝えが残されています。
▲ 久留米のカッパのキャラクター「くるっぱ」。
体の形は水滴、頭の皿はつつじや椿の花を表現しているのだそうです。
▲ 久留米名産の果物を抱えるカッパ。
▲ 町をあるていると色んなタイプのカッパに出会えて面白いです。
▲ ちょっとカッパっぽい家もあった!
▲ その他に、平清盛がカッパになって住み着いていたなんて説もあるのだそうですよ。
【参考サイト】
・久留米に残る代表的な河童伝説
・西日本 近代建築万華鏡 久留米市
・久留米市景観計画(PDF)
・地方史研究の新方法
・Wikipedia 田主丸駅