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【輝国】戦時中、山の上ホテル近くにあった高射砲陣地

戦時中、現在の山の上ホテル(アゴーラ 福岡山の上ホテル&スパ)の近くに高射砲陣地がありました。IMG 3224
▲ 「桜坂山の手通り」を動物園方向に進み、こちらの看板から小道に入ります。

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▲ 少し登った道を置くに進んで行くと、

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▲ 右側にちょっとした広場が見えてきます。

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▲ 現在小さな公園のようになっているこの場所に戦時中、高射砲が設置されていました。

高射砲は空襲に来た飛行機を迎撃するためのもので、桧原には探照灯(サーチライト)があり、連携して警戒を行っていました。

B 29 in flight
▲ 終戦間近の昭和20(1945)年6月19日23時頃、福岡市上空にB-29が襲来、桧原の探照灯がB-29の姿をとらえたものの高射砲の弾は全く届かずほとんど効果がなかったのだそうです。(写真:Wikipedia B-29 より)

それどころか、桧原の探照灯の光をめがけて空襲が行われるなど、逆に標的になってしまっていたと言われています。

終戦後には米軍のレーダー施設が設置されていたそうです。

【参考文献】

・「福岡の戦争遺跡を歩く」(川口 勝彦 首藤 卓茂 / 海鳥社)

福岡の戦争遺跡を歩く
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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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