【佐賀】石壁に刻まれた大量の石仏 鵜殿石仏群
佐賀の相知町で「鵜殿石仏群」と書かれた看板があり、気になったので行ってみました。
大きな地図で見る
▲ 場所はこちら。佐賀県唐津市相知町相知2406−4
▲ この森の奥にあるようです。
▲ けっこう長めの階段を下っていきます。
▲ 途中、こういう洞窟のようなものがあってドキッとします。奥に入っていけそうでしたが、野犬がいたりしそうで怖かったのでやめました。
▲ マムシもいるようです・・・。
▲ しばらく歩くと急に開けた場所にたどり着きます。(→ クリックで拡大)
▲ そして「石仏群」の名の通り、すごい数の像が岩肌に刻まれています。
▲ もともと着色されていたようなものもありますね。
鵜殿石仏群は806年に空海(弘法大師)が唐(当時の中国)から仏教修行をして帰ってきた時に ここに立ち寄って釈迦如来、阿弥陀如来、観世音菩薩の3体を岩に刻んだのが始まりと言われているそうです。
しかし、現在ある石仏には空海が生きていた頃の平安時代の石仏はなく、一番古いものでも14世紀ぐらいのものしかないそうです。
このあたりは山岳密教の修行場になっていたそうで、明王院というお寺もあったのだそうです。
昔からこの場所にはたくさんの仏様がいる山だと考えられていて、ここで修行すればより立派な僧侶になれると言われていたそうです。
もともとは巨大な洞窟だったそうですが、龍造寺氏との戦いによって崩されて現在の姿になったという説もあるようです。
▲ 名前のようなものもたくさんありました。
▲ これは誰かがイタズラで描いたのでしょうか、それとも修行僧が描いたのでしょうか。
▲ さらに奥にも石仏があるようですが、岸壁が崩れてくるかもしれないので奥には行けないようになっていました。
▲ 実際、崩れてきたと思われる岩が道にたくさん落ちていましたので危ない感じです。
▲ こういう神秘的なものがあったとは全然知りませんでした。かつてこの場所でたくさんの僧侶が修行していたと考えると、なんとも不思議な気分になります。