【福岡市南区】忠臣蔵の赤穂浪士四十七士の お墓が福岡に?!
福岡市南区の寺塚に「興宗寺(こうしゅうじ)」というお寺があります。
▲ 住所は福岡県福岡市南区寺塚2丁目22−11です。
▲ 興宗寺には穴観音と言われる、古墳の中に彫られた非常に珍しい観音像があることで知られています。
じつは興宗寺にはもうひとつ名物があります。
▲ こちらです。元禄赤穂事件を題材とした忠臣蔵で知られる、赤穂浪士四十七士の お墓・・・・・・
を再現したものです。
▲ 案内看板によると、
赤穂四十七義士は東京高輪泉岳寺に祭られ供養されているが昭和十年(西暦一九三五年)篤志家木原善太郎氏(当時六本松在住)が私財を投じ、泉岳寺と同宗である興宗寺境内に赤穂義士の墳墓を模して、配列はおろか地形から玉垣まで泉岳寺のものと同形式の墓を建立された
ということだそうです。
▲ オリジナルの方は東京の泉岳寺にあるのですが(写真は泉岳寺の四十七士の墓です)、比較してみると確かに何から何まで忠実に再現されています。
▲ こちらは興宗寺のもの。お墓の形はもちろん、柵の形、石畳の大きさまでそっくりそのまま同じです。
ちなみに福岡城からこの興宗寺の間には秘密の地下道でつながっていたという説(→詳しくはこちら)がありますが、副住職さん曰く、昭和の初めまでこのお墓の場所に穴らしきものがあったと聞いているとのことでした。
それが本当に地下道かどうかは わからないそうですが穴は実際にあったということらしいです。
しかし、その穴に野犬が住み着いて危なかったので塞いでしまったのだそうです。
▲ お墓の他にも「血染めの石」や「首洗いの井戸」などの周辺にあるものまで再現されています。
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古墳の中に観音像が彫られていたり、地下道があったり(かもしれない)、四十七士のお墓の再現があったり、とても見どころの多いお寺ですね。