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【福岡】西新にもうひとつの菊池霊社??

西新のプラリバの裏にある小道で不思議なものを発見しました。


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▲ 場所はこのあたりです。


▲ 「てっ平」というお店を曲がると・・・


▲ こういう小道があります。


▲ その小道の この場所。


▲ ポツンと碑のようなものが建っています。


▲ 側面を見てみると「菊池霊社」と書かれています。


▲ 菊池霊社というとここから数キロ離れた護国神社裏の六本松あたりにあるのですが(→ 七隈の菊池神社と六本松の菊池霊社)、なぜに西新のこの場所に菊池霊社と書かれた石柱があるのでしょうか??


▲ 右上部分に何か文字が刻まれているようですが、劣化していて読み取れません。「三」「拾」「七」だけはかろうじて読むことができます。

もしかしたら近くに菊池霊社の末社のようなものがあるのかと思って探してみましたが、特に何も見当たりませんでした。

それで、帰ってからネットで調べてみると、答えがわかりました。

西新日和 vol.24」に、

プラリバ裏の路地にひっそりと建つのが「菊池霊社」と記された石碑。なぜこんなところに石碑が?調べてみるとこの場所は、早良街道を4キロ程南に下った城南区七隈にある「菊池神社」への道の入口で、石碑は道標として建てられたものだそう。

と書かれていました。なるほど、七隈の菊池神社への道標(みちしるべ)として建てられていたのですね!六本松の「菊池霊社」ではなく七隈の「菊池神社」への道なのですね。

また、「菊池霊社道|薩摩白波会」によると、

これって昔、大事な道路で、有名な「脇山街道」て云う道で、この道を4キロ程南に行くと福岡市城南区の「菊池神社」に行き着くんだよな

ということでした。


▲ この小さな道は「脇山街道」という旧街道の跡だったのですね!

街道に道標としてこの碑が建てられていた、ということのようです。まだまだ知らないことがたくさんあるものです。勉強になります。

【参考文献】
西新日和 vol.24
菊池霊社道|薩摩白波会

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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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