小倉城にある宮本武蔵の碑
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小倉城には宮本武蔵ゆかりの碑が建てられています。
▲ 小倉城庭園(小笠原会館)の近くにひっそりとこんな碑が。
▲ 碑には「宮本武蔵 誠心直道 二天一流十代宗家師範今井正之」とあります。
▲ 宮本武蔵は養子の宮本伊織が小笠原忠真に仕えていた関係もあり、寛永9(1632)年に小倉へやって来て約7年間をすごしています。
小倉藩の家老であった松井興長は、武蔵の父である新免無二の弟子であったことから武蔵と親しい間柄にありました。
松井興長は武蔵が佐々木小次郎と決戦した巌流島の戦いの後見人にもなっています。
▲ 松井興長の屋敷は現在の小倉城庭園(小笠原会館)の場所にあり、ここが武蔵ゆかりの場所であるとして、この近くに上述の「誠心直道」の碑が建てられるに至ったようです。
▲ 「誠心直道」とは武蔵が完成させた右手に大太刀、左手に小太刀を持って戦う「二天一流」という兵法の真髄なのだそうです。
二天一流は現在でも受け継がれていますが、いくつかの弟子筋があり、正当な系譜がどれであるかは議論が続いているようです。
▲ 武蔵が福岡市の大名で就職活動をしていた、なんて話もありますが、福岡にもいろいろなところに足跡を残しているのですね。