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【福岡】レトロな”小倉県”の県庁舎跡

北九州の常盤橋付近を歩いていました所、ひときわレトロな建物がありました。


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▲ 場所はこちらです。


▲ 昔の学校の校舎のような感じですね。

いかにも公共施設といった感じの建物。


▲ 近くに案内看板がありました。

廃藩置県に先立つ明治4年4月、「西海道鎮台」が小倉に設置された後、同年11月から、福岡県に合併される明治9年4月までの4年半の間小倉県庁があった。

範囲は、現在の門司・小倉から京築、中津市、宇佐市くらいまでといわれており、旧豊津県・千束県・中津県・明治2年以来日田県が直轄していた企救郡を統合してできた。

明治4年11月14日、企救郡第一大区小倉六区室町(現在のこの地)に県庁が、千束と四日市に支庁が置かれ、同年12月には、伊東武重(旧肥後藩士)が、惨事に、堀尾重興(旧南部藩士)が、副惨事に任命された。

明治9年4月18日に福岡県に合併された後、裁判所、警察署等を経て、現在に到る。

おぉ!やっぱり公共施設の跡だった!

明治初期に4年半の間だけ存在した小倉県の県庁舎だったんですね。それが裁判所、警察署になり現在に至ると。

旧小倉県庁跡(小倉警察署)」のページによると県庁舎の”一部”と書かれていますので、以前はもう少し大きかったのでしょうね。


▲ Wikipediaの「Wikipedia小倉県」を見てみました所、こんな写真が載っていました。(※ 写真はWikipedia小倉県より)

よく見ると「岡田医院」と書かれた看板がありますので、以前は病院として使われていた時もあったようですね。


▲ 現在は「ブルーブルー小倉」というアパレルショップが営業しているようです。

レトロな建物、いいですね〜!

【参考文献】
旧小倉県庁跡(小倉警察署)

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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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