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【熊本市】旧市役所の玄関部分がある場所に移設されている?!

本日 IN 熊本してきました。

▲ このブログではお馴染みの珍品のお店「モラトリアム」に行った後、市役所周辺をうろついておりましたら面白いものを発見しました。(※最近のモラトリアム事情につきましては後日書きます!)


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▲ JT横の高橋公園緑地内に・・・

▲ 明らかに不自然なものを発見!

鳥居をふたつに割ったようなデザインの門らしきモノが!

▲ もともと扉のようなものが設置されていた感じです。

▲ その奥に入って行くとこんな神殿風の建物がありました。

公園の休憩スペースにしては豪華すぎる・・・と思って近くを調べてみると、案内看板を発見しました。

▲ 案内看板には下記のように書かれていました。

本公園は、第7代熊本市長として大正の三大事業(歩兵第23連隊の移転、市電の開通、上水道の新設)をなしとげ、近代都市熊本のまちづくりの基礎を築かれた本市の名誉市民故高橋守雄先生の功績を称え昭和初年に開設された公園です。

故高橋守雄先生は、町村合併等により行政規模が拡大したのに伴い、大正12年12月手取本町の現市庁舎がある場所に庁舎を建設されました。以来その庁舎は約56年間にわたり本市のシンボルとして市民の皆様に利用され親しまれてまいりました。その間昭和20年7月1日の熊本大空襲による戦火や昭和28年6月26日の熊本大水害等の歴史的変遷に耐えた貴重な建物であります。昭和56年の新庁舎建設によりこの建物は解体されましたが、この貴重な建物を後世に残す為、ギリシャ神殿の様式を取り入れた往時の面影を残す玄関プロムナード部分を保存してまいりました。

この市庁舎玄関プロムナードを平成3年の飽託4町との大合併を記念して、熊本城一帯で開催されました「火の国フェスタ熊本 ‘93」にあたり、当時の第25代・第26代熊本市長田尻靖幹氏の手により熊本城周辺環境整備事業の一環として故高橋守雄先生ゆかりの当公園に平成5年9月四阿として復元されたものです。

つまり、昭和56年に取り壊されたけれども貴重な建物だったので保存していて、平成3年にこの場所に復元したということのようです。

▲ 昔の熊本市役所の絵葉書を持っていますので確認してみます。

▲ この部分ですね。それを現在のものと比較してみると・・・

▲ 全く同じ!階段の形、装飾部分など全て一致します。なぜか妙に感動!

絵葉書の写真では発見できませんでしたが、最初に見つけた鳥居風の門もおそらく県庁のものなのでしょうね。

福岡でも旧県庁の玄関が噴水として使用されていますが、熊本市役所も同じように再利用されていたとは!

熊本にもいろんなネタがまだまだありそうですので探っていきたいと思います。

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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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