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久留米マニアック日帰り観光

久留米で地元の人しか知らない・・・いや、地元の人も知らないマニアックすぎる日帰り観光をしてきました。0fb4a0335fa96aeed9a37d9b5b5d8191 m
▲ 久留米といえば久留米城などの観光スポットがありますが、今回はひと味違った、というか、かなりマニアックな観光スポットを巡ります。

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▲ 案内してもらったのは久留米出身の作家 三崎亜記さん。(写真右)

恐れ多くもこのブログを読んでいただいているのだそうで、以前にイベントに遊びに来ていただき、それ以来福岡のおもしろいスポットなどをいろいろ教えてもらっています。

そして、今回は薬院の「Pearl」の取材にも同行してもらったHannahさん(=写真左)に再度来てもらいました。

ちなみにHannahさんは久留米に住んでいたこともあるそう。

なんだか濃いメンツです。

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▲ で、まず最初に三崎さんが連れて来てくれたのが久留米競輪。

競輪か〜。やったことないな〜。

競輪場に何かおもしろいものがあるのでしょうか??

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Y氏

「三崎さん、競輪場の駐車場から奥に向かってますが・・・こんなところに何かあるんですか??」


三崎さん

「この奥にちょっと不思議なものがあるんですよ」


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▲ そう言ってどんどん森みたいなところに進んでいく三崎さん・・・。

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▲ ?!

茂みの奥の方に何か見えてきました!

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Y氏

「↑ うわ!スゴイ!何ですかコレ??古びた円形劇場みたいなものがありますね!」


三崎さん

「これは野外音楽堂です。久留米競輪の敷地は軍の施設だったので戦時中はここで慰問の演奏なんかが行われていたみたいですよ」


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▲ 中央には「養其神」の文字が。

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Y氏

「↑ 幻想的というか、古代遺跡みたいな雰囲気がありますね〜。こんなものがあったとは全然知りませんでした。もっとメジャーになっても良さそうなぐらいスゴイですね」


三崎さん

「中には立ち入り禁止では入れませんがモデルを撮影するのによさそうですよね。ここには他にも軍関係のものが残っていますよ」


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▲ さらに奥に進んでいく三崎さん。

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▲ しばらく進むと・・・なんかまたスゴイのが見えてきた〜!

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▲ 森の中に突如として現れる高さ5メートルほどのレンガ積みの円柱。

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▲ 上部には何か碑のようなものが見えます。

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▲ 裏側に回ってみると中に入れるようになっていました。

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▲ そして中には らせん階段が。登っても大丈夫そうでしたので上がってみることに。微妙に怖いです。

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Hannahさん

「これはなんと書かれているんですか?」


三崎さん

「おそらく宮城遥拝です。皇居の方角に向けて建てられているんだと思います」


Y氏

「戦時中はここから皇居に向けて儀式を行ったりしていたんでしょうね」


三崎さんからこちらの資料も教えてもらいました。

これを見るとその他に陸軍橋、忠霊塔、ドイツ俘虜の墓などもあるようです。

久留米競輪の周囲にはこんなに軍関係のものが残っていたとは!これは知らなかった!

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▲ 次に案内してもらったのがこちらの商店街。名前は「日吉村」という商店街のようです。

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▲ 超レトロな木造の商店街ですが、なんと道筋がY字型になってるんです。

その形状のせいもあってか、なんだか独特の雰囲気がある場所です。

これも知らなかったな。

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▲ 昭和がそのまま残っているような空間。

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▲ 地面には誰かが書いたこんなメッセージが。

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▲ 現在飲食店が数店舗営業するのみになっていますが、かつてはたくさんの人でにぎわっていたのでしょう。

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▲ 日吉村の近くにはレトロなレンガ積みの倉庫もありました。

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▲ 久留米絣を作る國武合名会社の倉庫跡だそうです。

こんなに古いものがよく残っていたなぁ。

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▲ この倉庫の近くにある吉金菓子舗ではおもしろい形のお菓子が食べれるそうなので立ち寄ってみることに。

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▲ 店内には美味しそうなお菓子が並びます。

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▲ こちらが例のおもしろい形のお菓子「タイヤ最中」です。

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▲ 開封してみると、こんな感じ。おぉ〜タイヤだ!笑

世界第二位のタイヤメーカーであるブリジストンのお膝元である久留米ならではのお菓子ですね。

ちょうどよい甘さの美味しいお菓子でした。

袋も久留米絣っぽくてかわいかったです。

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▲ そして次に三崎さんが連れて来てくれたのがこちら。

Y氏

「え〜っと・・・三崎さん、ここは?ただ木が生い茂っているだけの場所ですが・・・」


三崎さん

「ここはあるものの痕跡なんです。グーグルマップの航空写真でこの場所を見てみるとおもしろいですよ」


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Y氏

「↑ お〜、なんかブーメラン型に緑が生い茂っていますね」


三崎さん

「実はこれ、久留米城の外堀の跡なんです。土塁と小さな川(溝)が少しの区間だけ残っているんですよ」


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Y氏

「確かに言われてみれば小さな川、というかドブみたいなものがありますね!(写真右)」


三崎さん

「Y氏、今日久留米の古い地図持ってきてましたよね?それで確認したらまだ堀が残っているかもですよ」


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Y氏

「ありましたありました!ちょうど現在残っている茂みと同じブーメラン型の堀があります!」


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Y氏

「こんな場所にも江戸時代の痕跡が残っているとは!おもしろいですね〜」


Hannahさん

「そういえば久留米市民会館ってこの近くでしたよね?」


三崎さん

「そうですよ、このすぐ近くです」


Y氏

「久留米市民会館に何かあるんですか??」


Hannahさん

菊竹清訓が設計してるから建物がカッコいいんですよ」


Y氏

「Hannahさん相変わらずなんでそんなこと知ってるの?ってことを知ってますね・・・」


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▲ 外堀の跡から歩いて3分で久留米市民会館に到着。

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Y氏

「おお!確かにシンプルながら迫力のある建物ですね!なんだか不思議な形ですね」


Hannahさん

「この建物、もうすぐ取り壊しになるそうなんですよ。もったいない!」


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▲ ちょうどこの日はコスプレのイベントをやっていたので中に入ることができました。

しかも撮影許可証を購入すれば撮影もOKとのことなのでコスプレではなく建物目的で許可証を購入。

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▲ ロビーの様子。柱が六角形で独特な雰囲気。

照明も柱まわりに設置されていてシャレています。

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▲ ホールはこんな感じで座席が左右非対称の不思議な構造。

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三崎さん

「上に白い羽根みたいなのがありますよね?」


Y氏

「はい、客席の上のあの巨大なやつですよね。あれって何なんですか??」


三崎さん

「あの羽根、可動式になっていて90度回転するらしいですよ。回転させて壁を作ることで催し物に合わせた客席の広さに調整することができる機能だそうです」


Y氏

「え〜!あんな大きなものが動くんですか?!意外と高性能な機能があるんですね」


三崎さん

「ただ、老朽化か何かで今では動かないらしいですけどね 笑」


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Y氏

「そうなんですね・・・。でもそんなものを作ろうという発想がスゴイですね!」


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三崎さん

「向かい側の市役所の展望スペースからは上からの様子も見れますよ」


Y氏

「ぜひ見てみたいです!」


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▲ こちらが久留米市民会館の向かい側にある久留米市役所。

今まで久留米に何度か来て横を通っていたのですが、そういえばあまり気にしたことがなかったな。

というか市役所とは思えないほどの巨大さ!

展望スペースも期待できそうです。

エレベーターで展望スペースまで登ると・・・・







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見晴らしサイコー!!

これが無料とは贅沢すぎる!

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▲ こちらが上から見た久留米市民会館。

めちゃめちゃカッコいいですね!

なんだかガンダムに出てきそう。

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▲ そして市民会館の横にある巨大な洋館が石橋迎賓館です。

こちらのページによると、

この建物は昭和8年に石橋徳次郎(日本足袋株式会社社長)の私邸として建てられたものです。敷地は久留米高等女学校の跡地で、ベートーヴェンの交響曲第9番が一般市民に対し我が国で初めて演奏された場所です

とのこと。

第九が一般市民に対して初めて演奏されたのは久留米だったとは・・・!

これは知らなかったなぁ!

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▲ 久留米市役所から北に進んだ篠山町にも久留米城の堀跡があるとのことで案内してもらいました。

この細い道が堀跡で左側の植え込みがかつての土手の痕跡なのだそうです。

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▲ そしてその横にある道。

[map addr=”福岡県久留米市篠山町6−403-1”]
▲ 地図で見るとよくわかるのですが、道筋が直角に曲げられています。

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▲ これは城下町によく見られ、道筋をあえて曲げることで敵から攻められにくくする防衛機能です。

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▲ 久留米の町にも今でもこうやって江戸のなごりがあるんですね。

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三崎さん

「そういえば、久留米の焼き鳥って独特な呼び方があるの知ってますか?」


Y氏

「え?どういうことですか??」


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三崎さん

「例えばこの看板で言うと、『ダルム』とか『センポコ』とか『ヘルツ』とか聞いたことがないメニューが多いですよね?」


Y氏

「確かに言われてみればそうですね。これって何なんですか??」


三崎さん

「『ダルム』は小腸、『センポコ』は動脈、『ヘルツ』は心臓をあらわしているんですが、これ全部医学用語なんです」


Y氏

「へぇ〜!でもなんで久留米だけそんな呼び方をするんですか?」


三崎さん

「久留米は全国の市町村で人口10万人当たりの医者の数が一番多いんです。医療関係の学校も多いので医学生たちがたくさん焼き鳥屋に出入りしていたんです。注文する時に医療用語を使っていたので久留米ではこういう呼び方をするんですよ」


Y氏

「なるほど〜!医学生たちの注文スタイルが一般にも普及していったというわけなんですね!」


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▲ さて、次は住宅街にある鉄の扉の前にやって来ました。

[map addr=”福岡県久留米市津福本町200−4”]
▲ 場所はこのあたり。福岡県久留米市津福本町200−4

Y氏

「だんだんマニアック度が増してきましたね〜。ここは何ですか??」


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三崎さん

「ここは地面におもしろいものが残っているんですよ」


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Y氏

「↑ え〜っと、地面って・・・ここですか・・・?」


三崎さん

「はい、よく見て下さい」


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Y氏

「↑ あっ!なんか線路みたいなものがありますね!」


三崎さん

「そうなんです、この場所には昔 西鉄建機の久留米工場があって、電車の整備なんかをやっていたんです」


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Y氏

「へぇ〜!こんなところにあったんですね〜!今はなんにもありませんね」


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三崎さん

「昔撮影した写真がこれです」


Y氏

「こんな感じで線路があったんですね!それにしてもよくこんなの見つけましたね・・・」


三崎さん

「以前、一年ぐらいかけて全国の廃線跡をめぐったことがあるんです。その時にこの場所にも来たんですよ」


Y氏

「かなりマニアックな活動をしていたんですね・・・!」


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▲ そして次は電車つながりで南久留米駅へ。

Y氏

「三崎さん、ここには何が??」


三崎さん

「ここは天上に秘密がありますので上を見てみて下さい」


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Y氏

「あっ!星みたいなやつがありますね?!」


三崎さん

「そうなんです、南久留米駅にはなぜか天上に六芒星(ろくぼうせい)が取り付けられているんです」


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Y氏

「なんでここにこんなマークを取り付けたんでしょうね?」


三崎さん

「南久留米駅周辺には陸軍の施設があったので、軍を表す六芒星が取り付けられていたとか、魔除けを意味するとか、諸説あるみたいです」


Y氏

「なるほど〜、謎の六芒星、これはとても興味深いですね」


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三崎さん

「次に紹介するものもちょっと謎なんです。実は久留米に税関があるんですよ」


Y氏

「え?税関って普通は空港とか港にありますよね?なんで空港も港も無い久留米に税関が?!」


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三崎さん

「不思議ですよね。昔なんらかの必要性があって作られたものがそのまま残っているか、もしくは久留米はゴム製品なんかを海外向けに作っていますのでその関係なのかもしれませんね」


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Y氏

「なるほど。それにしてもかなりひっそりとした税関ですね・・・存在自体を知らない人も多いでしょうね」


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▲ そして最後は高良山へ。

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▲ でも三崎さんが向かったのはなぜか高良大社ではなく、高良大社の下にある崖のようなところ。

Y氏

「三崎さん、こんなところに何かあるんですか??」


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三崎さん

「↑ 崖の上あたりに石が並んでいるのわかりますか?」


Y氏

「石?ですか?」


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Y氏

「あ〜、この横にず〜〜っと並べられている石ですか?これ何のために作られてるんですか?」


三崎さん

「実はそれが謎なんです。この石、高良山をぐるっと取り囲むように作られているんですが、なぜそのようなものが作られているのかがわかっていないんだそうです」


Y氏

「確かに石に囲まれている中に何かあるというわけではないみたいですし、城の石垣の割には低すぎますし・・・」


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三崎さん

「これだけ大きな石を数キロにわたって並べているわけですから、相当な労力と時間がかかっているはずですよね。そこまでして何が作りたかったのかが謎なんです。神域と外の区域を区別するためのものだという説や城郭説などがあるようですが、はっきりしたことはわからないんだそうです」


Hannahさん

「日本版ストーンヘンジですね!」


Y氏

「確かに!笑」


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▲ この石は神籠石(こうごいし)と言われているそうで、高良大社の横にも作られていました。

いったいなぜ作られたのか・・・。

いつの日か解明されるのでしょうか。

七不思議的なものが久留米にもあったとは。

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▲ せっかく高良山まで来たので展望スペースから久留米の街を眺めてみることに。

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▲ この日は少し霞んでいましたが、それでもかなり良い景色。

久留米の街が一望できるビュースポットですね。

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▲ あともう一つ感動したのが高良大社への石段。

すごい距離の真っ直ぐな階段で興奮していると、三崎さんがそれならもっとすごいのが近くにあると案内してくれました。

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▲ それがこちら!なんじゃこりゃ〜!

階段横にデカいパイプ!

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▲ 終わりが見えないほどずっと上まで続いています。

おそらく浄水場から水を運ぶためのパイプのようです。(今は使われていない?)

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▲ 最後に記念撮影。

これもマニアックだけどインパクト大なスポットです。

Eye
▲ 久留米のマニアック観光、いかがだったでしょうか?

へぇ〜!の連続で非常に楽しかったです。

こうった観光ガイドには載っていないような地元の人でしか知り得ないスポットというのはとても興味深く面白いですね。

実はこの久留米マニアック日帰り観光、これで終わりではありません。

次回は昭和コレクターである三崎さんの従兄弟(いとこ)のお家へ行かせてもらったときの様子を紹介したいと思います。

かなりスゴイのでぜひご期待を!!

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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