メニューを表示

【長崎】坂本龍馬も通った?日本の西洋料理の先駆け「良林亭」の跡

長崎に坂本龍馬も通ったと噂される日本の西洋料理の先駆け「良林亭」の跡あります。


大きな地図で見る
▲ 場所は「亀山社中資料展示場」の横です。


▲ こちらが亀山社中資料展示場。


▲ その横にこういうパネルがあります。

文久3年(1863)に草野丈吉は、わが国西洋料理専門店の先駆けである「良林亭」を開業した。草野氏は18歳のとき出島和蘭商館出入りの商人に雇われ、その推薦でオランダ人の洗濯係やボーイを勤め、のちにオランダ人と起居を共にしながら料理の腕を磨き、西洋料理の調理法を極めました。良林亭は、六畳一間の部屋で、6人以上のお客様はお断りだったそうです。元治元年(1864)には店舗を他所に新築し、「自遊亭」、慶応元年(1865)に「自由亭」と改称。明治11年(1878)、馬町(うままち)の諏訪神社前に進出しました。グラント前アメリカ大統領が立ち寄った際には、コーヒーや洋酒、果物などを出しました。明治20年(1887)に廃業。 自由亭時代の建物は、現在グラバー園内に移築されています。

この場所は坂本龍馬が立ちあげた日本最初の商社「亀山社中」のすぐ近くにあり、新しいもの好きの龍馬ならおそらく通っていたのではないかと言われています。


▲ 写真右側にあるのが諏訪神社。


▲ このあたりに良林亭から自由亭となった草野丈吉のお店があったそうです。


▲ 自由亭の建物はグラバー園内に移されて、新たに「自由亭喫茶室」として復元され、喫茶店として営業しています。


▲ パネルには現役時代の自由亭の建物が写っている写真が掲載されていました。(※ 左側の赤丸部分)


▲ ちなみに良林亭跡の横には「仕出し くさの」と書かれた看板がありました。

草野丈吉のご氏族の方が営業されているのでしょうかね?

【参考文献】
日誌を元に・・。竜馬も食べたあの味を復活させた長崎の西洋料理人。

全書簡現代語訳 坂本龍馬からの手紙 (-)
宮川 禎一
教育評論社
売り上げランキング: 337,028
Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
Twitter facebook
福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
ページトップへ戻る