53年前、1960年代の「福岡市政だより」にはどんな事が書かれていたか
西新のプラリバで開催中の古本市に行きましたところ、とても貴重な(Y氏的に貴重な)資料を発見しました!
▲ ワゴンの中に雑にポンと置かれていたこちらの古いファイル。
何かな?と思い確認してみると・・・
▲ なんと、昭和35年(1960年)から約5年間にわたる「福岡市政だより」のスクラップでした!
昭和40年までがほぼ抜けなくアーカイブされているようです。
これは貴重!値段を確認してみると3000円でしたので、早速買ってどんなことが書かれていたのかチェックしてみました。
▲ 昭和30年台ということで、まだ炭鉱の話などが出てきて時代を感じさせます。
しかし、この時点で炭鉱が不況になっていたことがわかります。
▲ にせの「養老院の老人」にご注意 と書かれていて、一体何かと確認してみると、
〇〇養老院の老人と名乗り、同情を集めて行商を行なったり、職のお世話を願ったりしている人が最近市内に見られ、ご迷惑をおかけしているように思われますが、当養老院の老人に対しては安心して老後を楽しんでいただけるよう、いちおう十分なお世話をいたしておりますので、このようなことをする必要もありませんしまたしたらいけないことになっております。したがって、これらの人は当養老院とは何の関係もない人ですから、ご注意くださるようお願いします。
と書かれていました。
逆オレオレ詐欺的なことが行われていたのでしょうかね?!
▲ ゴミ問題も発生していたようです。
福岡は今はとてもキレイな環境になっていますが、昔は平気で不法投棄やポイ捨てがされていたと聞いたことがあります。
この写真はなかなかヒドイことになっていますね。。。
▲ また、ペットの問題、特に犬の放し飼いが問題になっていたようです。
▲ 毎週のように犬はつないで飼いましょうということが啓蒙されています。
昔は野良犬がたくさんいたのでしょうね。
▲ 今となっては大変貴重な 昭和30年代当時の町並みの写真もたくさん掲載されていてありがたいです。
こちらは天神ビルの消火・避難演習の様子です。
▲ 天神ビルは50年前でもほとんど変わっていないんですね!
▲ こちらも貴重!
現在のアクア博多あたりが映されています。
▲ マリリン・モンローが宿泊した国際ホテルや中洲大洋、旧KBC社屋などが確認できますね。
▲ 最近リニューアルされた警固公園の昭和30年台の様子。
中心にソテツの木がある噴水があったのですね。
▲ こちらはまだ完成したばかりの高架化された西鉄福岡駅です。
▲ 現在のこの位置から撮影さている写真だと思われます。
今に比べると昔はずいぶん建物の高さが低かったことがわかりますね。
▲ 最後は水上公園に噴水ができました、という記事。(※水上公園の歴史はこちら)
今は噴水も埋め立てられてしまいましたが、当時は扇型っぽい噴水があったんですね。
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本当に貴重な資料をよくぞ大切に保管しておいてくれた、という感じです。
もっとじっくり読んでみて興味深い記事があったらまた書いてみたいと思います。