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【北九州】ホテルの中にある豊国炭鉱 鉱主の日本庭園

北九州市小倉北区のホテルニュータガワに立派な日本庭園があります。


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▲ 場所はこちらです。


▲ ホテルの庭園にしては異様なほど大きな日本庭園です。

実はこの日本庭園は豊国炭鉱 鉱主 山本貴三郎によって造られた庭園なのだそうです。


▲ 洋風のホテルから一歩出ると急に和な空間になっていて面白いです。

ホテルのホームページ「日本庭園歴史」によると

およそ120年ほど前の明治22年、この地方で炭鉱経営していました豊国炭鉱々主山本貴三郎氏(当時の貴族院議員)を施主として完成したものです。当時としても、第一人者の宮大工棟梁と庭師とを呼び寄せて造らせたであろうと想像されますが、残念なことに記録もなく、この作品のみが残ることなりました。

とのことです。


以前紹介した、皆さんご存知の炭鉱王 伊藤伝右衛門の邸宅といい、貝島炭鉱 鉱主の別荘であった友泉亭といい、この時代の炭鉱関連の人は豪華な日本庭園を持つことがステータスだったのかもしれませんね。


▲ ホテル内からの眺めもとてもよかったです。


▲ ちなみに、日露戦争の直後に乃木希典が数日滞在したという記録も残っているのだそうです。

【参考文献】
日本庭園歴史 | ホテルニュータガワ

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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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